古事記の神話的思考へ 猪股ときわ 森話社ヒトニナル イノマタトキワ 発行年月:2026年03月04日 予約締切日:2026年03月03日 ページ数:328p サイズ:単行本 ISBN:9784864051927 猪股ときわ(イノマタトキワ) 1960年生まれ。専門は日本古代の歌・神話の研究。東京学芸大学大学院修士課程修了、東洋大学大学院博士後期課程満期退学。2025年3月に東京都立大学を定年退職し、現在、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 「人」に成る(海神宮訪問譚の「神」と「人」とワニ/「人」とは何か/「人」と語る/「軍」と「人」と)/2 重奏化する「声」(『古事記』の「多声」を聞く/歌の「われ」 「類い」としての「自己」/「ひと」と歌う/神話的思考を喚起する歌『源氏物語』と『古事記』と)/3 狩猟・戦い・「愛」(鎮魂に抗する歌 『古事記』の忍熊王の乱を中心に/歌による「軍語り」 『日本書紀』忍熊王の乱の神話的思考/狩猟と戦争 宇陀の兄弟ウカシと天神御子たち/距離(ディスタンス)と「愛」 イザナキ・イザナミ神話を起点として) 多自然と神話的思考。『古事記』の説話文の「人」や歌の「ひと」は「人間」を表してはいない。偶然の出会いを「人」が会ったと語るとき、未知の存在とのコミュニケーション回路が開く。神話的思考を喚起する歌で相手を「ひと」と歌うとき、歌い手自らも「ひと」と成り、神や鹿や猪、植物など多くの「ひと」の蠢く多自然のなかに入ろうとしている。 本 人文・思想・社会 文学 詩歌・俳諧